質問

CAD入力画面で表示される重心の位置と、許容応力度計算で表示される重心の位置が異なるのはなぜですか?

       

回答

以下の通り、重心の求め方が異なるためです。

  • CAD入力画面で表示される重心(建築基準法および住宅性能表示の偏心率の判定で使用される重心)
    ⇒平屋の場合は図心が重心になります。
     2階建ての場合、2階は図心が重心となり、1階は平面図の図心をもとに、
     上階の載り具合を考慮して重心を求めます。
  • 許容応力度計算で表示される重心
    ⇒各階の柱が負担する鉛直荷重から位置を求めています。

なお、これにより、建築基準法および住宅性能表示の偏心率と、許容応力度計算の偏心率の判定では結果が異なる場合があります。その場合、より精緻な計算である許容応力度計算の結果で判断ください。


カテゴリー: 基準法壁量,壁の配置,許容応力度計算