質問
2025年基準の必要壁量計算で用いる「地震力に対する床面積あたりの必要壁量」は、(公財)日本住宅・木材技術センターが公開している「表計算ツール」と同じ計算でしょうか?
回答
はい、同じ計算方法です。
「構造EX」Ver5および「耐震診断Pro」Ver.5において、2025年基準の必要壁量の算出に使用している「地震力に対する床面積あたりの必要壁量」は(公財)日本住宅・木材技術センターが公開している『壁量等の基準(令和7年施行)に対応した表計算ツール(多機能版)』と同様の計算を行っています。
上記の表計算ツール(多機能版)では、積雪の扱いは次のようになっています。
・基準法46条壁量:考慮しない
・品確法耐震等級:考慮する
「構造EX」Ver.5.02以降では、令第46条の壁量計算において考慮されていない積雪荷重についても、設計者の判断により考慮することが可能です。
たとえば北海道など、地方自治体の指導により積雪を考慮する必要がある場合には、積雪荷重を加味して必要壁量を算出することが可能です。
注意
「構造EX」の積雪に関する設定『あり(多雪区域)』の計算は、表計算ツール(多機能版)を元にしています。
そのため『【北海道版】壁量等の基準(令和7年施行)に対応した表計算ツール(在来軸組工法版)』で算出した数値とは一致しない場合があります。
2025/5/16記 本件については、北海道と確認中です。
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