質問
壁材種における『釘補正係数』とは?
回答
面材張りの壁で、
「木造住宅の耐震診断と補強方法(2004年版)」P55~57、および「木造住宅の耐震診断と補強方法(2012年改訂版)」P67~68の表に無い釘間隔で打たれた壁の耐力に対して耐力の補正を行うための係数です。
釘打ちされた面材のうち、以下の場合において「釘補正係数」の設定が必要となります。
- 釘打ちの間隔が所定の間隔と異なる場合
- 使用している釘の直径が所定の直径より小さい場合
釘補正係数 算出方法
- 釘打ち間隔による補正係数(最大2.0)=
「所定の釘間隔」÷「実際に打たれている釘間隔」
※ただし、釘間隔は100mmより小さい間隔としてはならない - 釘の直径による補正係数(最大1.0) =
(「実際に打たれている釘の直径」÷「所定の釘の直径」)^2
※ただし、実際に打たれている釘の直径<所定の釘の直径であること - 釘補正係数 =
「①釘打ち間隔による補正係数」×「②釘の直径による補正係数」
カテゴリー: CAD,一般診断,精密診断