質問

精密診断において、劣化度を設定しても評点が変わらない

       

回答

柱頭柱脚接合部低減係数が壁劣化低減係数よりも低い場合、壁劣化低減係数による低減は発生しません。

劣化度の低減係数を含め、保有耐力に対する低減係数は下記のどちらかの最低値を乗じるものとなっております。

  • 柱頭柱脚接合部低減係数(接合部耐力低減係数Cf,基礎仕様低減係数Ba)
  • 壁劣化低減係数Cfdw

よって、上記条件に当てはまる場合は、劣化度の設定によって評点が変わることはありません。

参考

ホームズ君よくわかる耐震「よくわかる精密診断法1」

「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」
(一財) 日本建築防災協会 p63~
壁の耐力と剛性【解説】


カテゴリー: 精密診断